「ママ交換したい!」と言われて泣いた日

「ママ交換する!」

そう言われて、思わず涙がこぼれてしまった。

その日は、幼稚園から帰ってきてからずっと様子がおかしかった。

何があったのかわからない。

なんだかずっとイライラしている。

小さなことで私が少し注意すると、

「ママ怒ったらパンチしちゃうよ!キックしちゃうよ!」

と言い出し、部屋に閉じこもり始めた。

しばらくして出てきたと思ったら、キックしようとしてきたり、軽くだけどパンチしてきた。

たぶん2時間くらい。

ずっとイライラしていたと思う。

私はなるべく感情を抑えて、

「そんなことしないよ!どうしたの?」

と何度も聞いた。

でも、どんどんエスカレートしていく。

ものを踏みつけたりしていた。

最後に、私もさすがに少し強い口調で怒ってしまった。

すると、長女のスイッチが入った。

「ママ交換する!ママ嫌い!どっかいって!ばいばい!」

パンチまでしてくる。

「ママ交換?誰かのママと交換したいの?」

「ママ、、、いなくなってもいいの?」

「うん!交換する!」

あまりにも何度も言うから、

なんだか急に悲しくなってきた。

怒る気も失せて、

私は長女と次女の前で泣いた。

そして、しばらくして長女に言った。

「〇〇がママのこと嫌いでもいいよ。」

「でもね、ママは〇〇のことがだーいすき。」

「何を言われても、〇〇はママの子で、ママのお腹から生まれてきたの。」

「〇〇がママを嫌いでも、ママはずーっと〇〇のことが大好きだからね。」

「忘れないでね。どこにいてもだよ。」

いろんなつらかったことが浮かんできた。

正直、この子を育てるのは簡単じゃないと思ってしまう日もたくさんあった。

でも、やっぱりこの子が好きなんだよなって。

ただ、それだけは伝えたかった。

最初は、私が泣いていても驚く様子もなく、それでも怒っていた。

でも、しばらく静かにしていたら、

「ママ交換しないよ。」

「〇〇、ママが好きなの!!」

そう言ってくれた。

そのあと、ぎゅーっと抱きしめた。

もう一度、

「今日、何か嫌なことあった?幼稚園で大丈夫だった?」

と聞いてみた。

特に何も言わなかった。

小さくうなずいたような気もしたけど、はっきりとはわからなかった。

すると夕方6時頃、担任の先生からメッセージが届いた。

お友達との距離が近すぎて、何度か「嫌だ」と言われたけれど、やめられなかったこと。

そして、怒ったお友達にお腹をパンチされてしまったこと。

なるほど!

長女は仲良くしたかっただけなんだ。

一緒に遊びたかっただけなんだ。

でも、その結果、お腹をパンチされてしまった。

ショックだったんだろうな。

本人からしたら、

「仲良くしたかっただけなのに。なんでだろう?」

そんな気持ちだったのかもしれない。

もちろん、「やめて」「STOP」と言われたらやめるように普段からいつも伝えている。

でも、まだそれが難しい。何度いっても辞めれないことが多い。

改めて、本人へお友達がやめてといったら辞めないといけないということを伝えた。

だけどね。

本人には、どうしてだめなのか、本当の意味ではまだわからないのかもしれない。

だからこそ、何度も何度も伝えていくしかないんだろうなって思う。

もしかすると、生きづらさを感じることもあるのかもしれない。

誰もが、この子みたいに社交的なわけじゃない。

この子は、会った人みんな友達だと思っている。

むしろ、この勢いに対等に付き合える子っているのかな、と思ってしまう時もある。

きっとこれから、つらい思いをすることもあるかもしれない。

この子は、どこにいても目立つ気がするから。

良くも悪くも。

でもね。

私は、それもこの子の魅力だと思っている。

人を惹きつける力。

その場をぱっと明るくする力。

いつの間にか主役になってしまうような力。

人には、良いところもあれば苦手なところもある。

この子の明るさが、これからも誰かを笑顔にしてくれたらいいな。

そう願っているし、信じている。

私は、この子を誇りに思ってる。

おてんばで、天真爛漫で、自由奔放。

本当に、私の子だなって思う。

私のもとに来てくれて、ありがとう。

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