上の子がお昼寝していた今日。
珍しく、次女と私だけの静かな時間があった。
ふと見ると、次女がじーっと私の顔を見ていた。
そして、小さなかわいい声と満面の笑みで、
「マーマっ。」
って言った。
ただ、それだけ。
ただ「ママ」って呼ばれただけなのに、
**なんだろう。
ものすごく嬉しかった。**
私は思いっきり次女を抱きしめた。
「I love you so much.」
「I love you so much.」
何度も言いながら、しばらくぎゅーっと抱っこしていた。
伝わってるといいな。
ママはあなたのこと、こんなに大好きなんだよって。
そんなことを思いながら抱きしめていたら、少しだけ胸に引っかかるものもあった。
私は、この子にどれくらい構ってあげられているんだろう。
次女が生まれてからも、上の子にはまだまだ手がかかった。
気づけば、次女はパパと寝ることが多くなった。
パパっ子で、私がいなくてもすんなり眠れる。
上の子のときは、粉ミルクのアレルギーがあって母乳一本だった。
だから母乳をやめるときも本当に大変だった。
でも次女は、あっさり。
正直、体力的にはものすごく助かった。
だけど、
ちょっと寂しかった。
「ママじゃなくても大丈夫なんだ。」
そんな気持ちも、どこかにあったのかもしれない。
一時期は私の足にずーっとくっついて、なかなか離れなかった。
でも、一人遊びも上手。
いつもニコニコしていて、癒しの笑顔。
そして、とにかくよく食べる。
バナナ。
バナナ。
そして、バナナ。
最近はトマトも好き。
柚子の白菜漬けをちょっとあげてみたら、なぜかハマった。
基本、なんでも食べる。
お姉ちゃんのおもちゃで遊ぼうとして怒られると、ちゃんと様子を見てやめることもある。
「貸してくれないなら、仕方ないか。」
そんなふうに見えることもあった。
……が。
最近は違う。
あまりにも貸してもらえないと、
怒る。
そして、
叩く。
お姉ちゃんを泣かす。
キックまでして、
たまにニコッと笑っている。
……おい。笑
平和担当だと思っていたけど、
どうやら、ちゃんと強い。
トトロの歌を突然大声で歌う。
突然、大声で笑う。
叫ぶ。
怒る。
ハッピーバースデーも歌う。
ABCの歌も歌う。
まだ、なんとなーく。
言葉は曖昧だけど、聞いていれば何の歌なのかわかる。
そして最近、私がたまらなく好きなのが、
バナナを見ると、
「チキン、バナーナ……♪」
と小さな声で歌うこと。
前にYouTubeで見ていた、
「Chicken Banana」と繰り返しながら踊る動画。
どうやら覚えていたらしい。
バナナを見ながら一人で、
「チキン、バナーナ……♪」
って小声で歌っている。
かわいすぎる。
この子は、じーじとばーばも大好き。
突然、玄関の方へ行って、
「じじ?」
「ばーば?」
と探しに行くことがある。
そんなに頻繁に会っていたわけでもないと思うのに、不思議とばーばには最初からべったりだった。
私がいても、おかまいなし。笑
ばーばがいれば、ばーば。
とにかく、べったり。
離れると泣くことまである。
ママとしては少し複雑……と言いたいところだけど、正直かなり助かる。笑
何か通じるものでもあるのかな。
じーじには最初、ほんの少し人見知りしていた気がする。
でも今では、じーじを見つけると、
「じーじ!」
と、そのままついていく。
その小さな後ろ姿が、なんだかすごくかわいい。
いつの間にか、一人でブランコにも乗れるようになっていた。
カーテンの後ろに隠れて、私たちが見つけてくれるのをじっと待っている。
見つけると、
「見つかったー!」
と言わんばかりの、とびきりの笑顔。
鏡に映った自分を見つけると、
ほっぺを鏡にぎゅーーっと押しつけて、満面の笑み。
大声で騒いで、自分に大喜びしている。
人の足も大好き。
足にくっついて寝たり、
なぜか足の裏にほっぺをくっつけて寝ようとしたりする。
そこはちょっと不思議。笑
そして、水が大好き。
お風呂では、一番輝いているんじゃないかと思うくらい楽しそう。
初めてプールに行ったときも、まったく怖がらなかった。
自分から噴水に顔を突っ込んでいく。
濡れたくて仕方ない。
頭から、顔から、どんどん突っ込んでいく。
癒し系で、おんなのこって感じなのに、
意外と強いよね。笑
お姉ちゃんが泣いていると、
心配そうな顔でじーっと見ている。
そして、自分まで泣きそうな顔になる。
そんな優しいところもある。
かと思えば、
寝ているお姉ちゃんを起こしたくて枕を引っ張る。
顔を叩こうとする。
最近「なでなで」を覚えたけれど、
なでなでが強すぎる。笑
本当に見ていて飽きない。
上の子は、とにかくネタが多い。
毎日何かが起きる。
だから私は、つい上の子のことばかり書いてしまう。
次女は「平和な子」。
そんなふうに思っていた。
でも、違うんだよね。
この子はこの子で、ちゃんと自分の世界を生きている。
私が見ていないところでも、
いろんなことを覚えて、
いろんなことを感じて、
少しずつ大きくなっている。
もしかしたら私は、
この子が手をかけなくても大丈夫だからって、
少し甘えていたのかもしれない。
パパと寝られる。
一人でも遊べる。
よく食べる。
ニコニコしている。
だから「大丈夫」って。
でも、
手がかからないことと、ママを必要としていないことは、きっと違う。
お姉ちゃんが同じくらいの頃は、よく児童ホームへ行った。
実家にもいたし、毎日のようにどこかへ出かけて、一緒に遊んでいた気がする。
次女とも、そんな時間をたくさん過ごしたかった。
この時期って、本当に、本当にかわいい。
できることなら、何にも追われず、
余裕のある心で、
ただこの子のそばにいたかった。
でも、次女が生まれたときには、もうお姉ちゃんがいた。
二人を連れて出かけることは、私にとって簡単ではなかった。
「そろそろ帰ろう。」
その一言で帰れる保証がない。
一度出かけたら、二人を連れて無事に家まで帰るところまで考えなくちゃいけない。
それが怖くて、出かけること自体を諦めた日もたくさんあった。
今でも思う。
もう少し、この子にしてあげられたことがあったんじゃないかな。
もう少し二人だけで遊んであげたかった。
もう少し、この子だけを見ている時間を作りたかった。
でも、
今からでも遅くないよね。
過ぎてしまった時間を数えるより、
これから時間が許すときは、この子のことだけを考える時間を作ろう。
何か特別なことをしなくてもいい。
カーテンに隠れたら探して、
「チキン、バナーナ♪」って歌ったら一緒に笑って、
鏡の自分に大喜びしていたら、その姿を一緒に楽しむ。
そういう時間を、ちゃんと覚えていたい。
今日、
私の顔をじーっと見ながら、
満面の笑みで、
「マーマっ。」
って呼んでくれたことも。
私は思いっきり抱きしめた。
「I love you so much.」
何度も何度も言った。
しばらく、そのままぎゅーっとしていた。
伝わってるといいな。
ママはあなたのこと、こんなに大好きなんだよって。
平和で、ニコニコ、癒し系。
でも実は、強くて、おもしろくて、ちょっと不思議。
そんなあなたが、
今、本当にかわいくて仕方ない。
きっと何年かしたら忘れてしまう、小さなこと。
だから、ママはここに残しておくね。
いつかあなたが大きくなって、これを読む日が来たら、
あなたは、こんなにも愛おしかったんだよ。
って伝わったらいいな。
お姉ちゃんがお昼寝していた、
なんでもない日のこと。
たった一言の、
「マーマっ。」
今日はそれが、ママはたまらなく嬉しかった。
あのときのあなたの笑顔を、
いつまでも胸にしまっておきたいな。
